わたし自身もそうなのだが。
作り手の好き嫌いで出される献立が左右されるのは仕方ないと思われる。
母の嫌いな食べ物や苦手な食材は必然的に食卓に並びにくい。
当たり前に食べてきたものは自然と子供にも与えていくのと同時に、食べてこなかったものは自然と与えることはない。
お菓子になるが。
わたしは幼少期からグミやラムネを食べて過ごすことがなかった。
食べたことがないわけではない。
多分好きではなかったのだろう。
未だに食べない。
遠足のお菓子とかを買いに行ってもグミを買ったなんて記憶もない。
大人になってからなんぞなおさら食べた記憶はない。
だから子供にグミを買ったことも一度もない。
ある時、友達の家に遊びに行った時。
「うちの子が大好きなのー、食べる?」
と、出されたグミ。
お兄ちゃんはあまりアンパンマンに興味はない。
そして、食べたことのないグミを前にしてしばし戸惑っていた。
戸惑ったのはお兄ちゃんだけではない。
わたしもそのグミを見つめ沈黙。
2人で静止してしまったので、友達が慌てて手を出した。
「ごめん、グミ駄目やった?」
違う。
食べさせたことないから食べるかなぁって思って、と伝えると友達が仰天。
「食べさせたことないの?!」
うん。
わたし自身もあまりグミ食べてきてないから余計に…
それにまた仰天。
「どうしょう、困るなら引き取るわ」
と、言ってくれたが、お兄ちゃんは食べると言った。
じゃあ、せっかくやしいただこう。
アンパンマン食べる?とムキムキ…
なんかついてる…
それを必死に剥がそうとするわたし。
お兄ちゃんもその様子を静かに見守り待っている。
友達が笑った。
「それ、食べれるよ」
え。
膜状のオブラートと言うのですね…
これごと食べるの?
と、問うわたしに、友達爆笑。
「ほんまに食べへんねんなぁ!笑」
お兄ちゃん、これごと食べれるんだってw
差し出したらお兄ちゃんハムハムと食べて…
「おいしーー!」
ええーーーーー。
あなた、グミなんか食べるの?
母、衝撃。
友達は車に乗せてる時など、汚れにくいグミを重宝して与えているという。
へぇぇぇー!!
なるほどーーー!!!
わたしが食べないばっかりに、お兄ちゃんはグミに出会うのが遅かった。
別に駄目なことではないのだけど( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
食べないだろう、という思い込みがあったのは事実である。
でも人には人の趣味嗜好があって。
それは幼児でもそうなのだな。
食事でのムラは当たり前で。
お兄ちゃんの好き嫌いを把握しているようで出来ない日々。
お兄ちゃんに好きな物が増えた。
アンパンマングミ。
優しいお兄ちゃんはわたしに1つ差し出してくれる。
ありがたく、その1つを頂戴したが…
グミって謎。
これは個人的な好みの話なのでスルーしてください。
わからない
グミのおいしさ
わからない…(´-ω-`)
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